L2TP/IPsec 方式で Yamaha RTX830 で立てた VPN 環境に接続します
動作確認環境
【ルーター】Yamaha RTX 830
【クライアント】Windows 10
自宅に建てた L2TP/IPsec VPN 環境に接続するために色々奮闘したのでメモしておきます
ルーター側のリモート VPN の設定が完了している前提で話を進めます
他の OS で接続したい場合はこちら
Yamaha のルーターを利用する場合は Windows 向けに YMS-VPN8 というアプリケーションを有償販売しています
が、設定が簡略化できるぐらいのメリットのようなので、今回は Windows 10 の標準機能を利用して接続します
Windows 10 では「設定」から「ネットワークとインターネット」を選択します
続けて「VPN接続を追加する」を選択します
設定は以下のように入力します

| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| VPN プロバイダー | Windows (ビルトイン) |
| 接続名 | (任意の名前) |
| サーバー名またはアドレス | (VPN 接続先の URI または IP アドレス) |
| VPN の種類 | 事前共有キーを使った L2TP/IPsec |
| 事前共有キー | (ルーター側で設定した事前共有キー) |
| ユーザー名 | (ルーター側で VPN 用に設定した接続ユーザー名) |
| パスワード | (ユーザ名に対応するパスワード) |
| サインイン情報を保存する | (任意) |
次に「コントロールパネル」の「ネットワークとインターネット」の「ネットワーク接続」を開きます
追加した VPN 設定の「プロパティ」をクリックします

「セキュリティ」タブを開き、設定を以下のようにします

| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 認証 | |
| 次のプロトコルを許可する | 有効 |
| 暗号化されていないパスワード (PAP)(U) | 無効 |
| チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル (CHAP)(H) | 有効 |
| Microsoft CHAP Version 2 (MS-CHArP v2) | 有効 |
「Windows Defender ファイヤウォール」を開き「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」を選択します
さらに「ルーティングとリモートアクセス」を許可します

デフォルトでは NAT トラバーサル (NAT 越え) が無効化されているため、レジストリ設定を変更します
(どうやら、これが Yamaha 専用 VPN アプリの売り文句になっているっぽいです)
管理者権限で Powershell を開き、以下のコマンドを実行します
New-ItemProperty HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgent AssumeUDPEncapsulationContextOnSendRule -T Dword -V 2; Restart-Computer -con既に設定が存在し、エラーが出る場合は以下のようにします
Set-ItemProperty HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgent AssumeUDPEncapsulationContextOnSendRule -T Dword -V 2; Restart-Computer -conたいていは NAPT 環境下と思われるので設定値を 2 にしていますが、必要であれば -V 以降を適宜変更してください
| 値 | |
|---|---|
| 0 | NAT トラバーサル無効 |
| 1 | NAT トラバーサル有効。サーバが NAPT 配下 |
| 2 | NAT トラバーサル有効。サーバ・クライアントが NAPT 配下 |
管理者権限でコマンドプロンプトを開き NAT トラバーサルを有効化します
netsh advfirewall set global ipsec ipsecthroughnat serverandclientbehindnat最後に再起動して完了です 🎉 お疲れ様でした 🍵
通知センター等から VPN 接続を選択して試してみてください
エラー「リモートコンピューターへの接続を確立できませんでした」
おわりに
設定多めですが OS 標準なので、何かと安心感があります 🐶